英検準1級を取得した僕が目標の級を合格したい学生や社会人を対象に英検のメリット、各級別におすすめ教材や勉強法を公開します。
僕自身この勉強法で教え子に取り組んでもらい、3級~準1級まで合格実績を出しています。対策の優先順位も明確になり、効率よく合格できるようになります。
英検合格後のメリット
TOEICと並び有名な英語力を測る試験で、3級から準1級は受験を見据えた学生が多く受験します。高校入試や大学入試では近年、英検利用入試が増加しており、多くの学校が採用しています。
指定した級やCSEスコアを取得していれば、英語試験の免除や加点など大きなメリットを受けることが出来ます。
上記のメリットから特に大学受験においては英検やCSEスコア取得は必須となるでしょう。英語を使用する職を探す場合も、英検準1級以上を取得していれば実力の証明になり優位に作用します。
合格ルート・おすすめ教材、参考書
目標とする級によって使用する教材や攻略法が異なります。各級でおすすめしてる教材は異なりますが、隙間時間でも勉強できるようにアプリでアウトプットやリスニングが学習できるものを基本的に選んでいます。
①英検3級合格を目標にしている人
②英検準2級合格を目標にしている人
③英検2級合格を目標にしている人
④英検準1級合格を目標にしている人
試験情報
試験時期
本試験は年に3回開催されていますが、SCBT形式を利用した場合は通年いつでも受験可能です。結果は受験から約3~4週間後にネットで公開されます。
試験内容
各級ともリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの四技能を測定する試験です。本試験では、一次試験がリスニング、リーディング、ライティング、一次試験合格者が受ける二次試験がスピーキング試験となっています。
一次試験は3分野すべて同じ比重の点数で、ライティングが1問当たりの点数が高く優先して対策する必要があります。SCBT形式の場合は一度の試験でリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングすべてを受験します。
リスニング、リーディング、ライティングの3分野で合格基準に達しているか判断され、基準をクリアしていた場合はスピーキングの点数が合格基準に達していれば合格となります。本試験もSCBT試験も同じ合格扱いとなり、試験内容やレベルに差はありません。
難易度
当然ですが各級によって異なります。
※英検は2016年度以降の合格率データは公開されなくなりました。あくまで参考にとどめてください。
・3級:中学卒業レベル(約50%)
→中学生で取得する人が多く、中学レベルの英語から勉強し直したい人向け
・準2級:高校中級レベル(約30~40%)
→中学で難関高校へ進学したい人は取得するべき。
・2級:高校卒業レベル(約20~30%)
→中堅大学レベルの英検利用入試で取得要件になっていることが多く、大学受験者全員が取得するべき。加えてCSEスコアが要件になっている大学もあり、なるべく高得点で2級合格したい。
・準1級:大学中級レベル(約15%)
→難関大学レベルの英検利用入試で取得要件になっていることが多く、難関大志望者は取得するべき。しかし2級と比較すると難易度は各段に上がり、特に語彙はかなり難しい。
優先すべきは単語とライティング
語彙→ライティング→リスニング→リーディング
各級とも上記の優先順位となります。上述した通り、ライティングの分野が一問当たりの点数が高い(新形式では2問で33%、旧型式では1問で33%)ので単語学習が一通り完了したら、最優先でライティングを対策します。
英検では時間が足りない等の理由でライティングを全く解くことが出来なかった場合、他の分野が高得点でも合格可能性はほぼ無くなります。
コメント