未経験のIT業界へ
僕は受験勉強をして大学に進学しました。運よく志望順位の高かった立教大学に入学しましたが、大学では燃え尽き症候群になり勉強そのものをしなくなってしまいました。
そんな中テキトーな大学生活を送り就活の時期に突入。具体的な進路を考えていなかった僕はなんとなく「手に職をつけられるから」といった理由で独立系のIT企業に入社。
文系学部でIT知識に疎く、プログラミングの経験もなかった僕は当然壁にぶち当たります。入社後の研修もありましたが、入社してからしばらくは周りの人が言っている言葉が理解できなかったです。
専門用語が飛び交う業界なので、その度に自分の知識不足を痛感しひどく落ち込みました。
そんな挫折を経験したあと、このままじゃいけないと奮起を決意。まずは自分が働いている業界の知識を勉強しなくては。。。と思い情報処理系の資格の勉強がスタートします。
そんなにお金をかけたくなかったので、スクールに通うことは考えず、極力独学勉強することを目標にしました。
基本的に僕の勉強スタイルは、INPUTとOUTPUTの書籍を用意すること。さらにINPUT教材の理解を助けること、隙間時間で問題演習が出来ることを目的にyoutubeの動画やアプリを使用して勉強しています。なるべく無料、安価で出来るものを選択しています。
- 入社1年目:ITパスポート合格
- 入社3年目:基本情報技術者合格
- 入社9年目:応用情報技術者合格
英語学習の転機
入社後数年が経過し基本情報技術者に合格した後、漠然と将来について考え始めます。下記の理由から英語の勉強もしたいと思うようになりました。
- 会社がTOEICなどの英語資格保有者に対して資格手当を支給していること。
- ずっとこの業界で働き続ける自信が無かったので転職の際に役立つかもしれない。
- せっかく受験時代に勉強したのに完全にやめるのはもったいない。
そこでITの勉強は一区切りにしてTOEICの勉強をスタートします。ちなみに大学時代にもTOIECの勉強をしようと参考書を勇んで買いましたが、なんだかんだ理由をつけて受験しなかったです笑
今回はしっかり受験日とスコア目標を設定してスタートすることを誓いしました。とりあえず現状の実力知るためにまずは受験してみることにしました。
※各スコア別の資格情報、攻略法は下記のリンクをご覧ください。
- 入社4年目:初受験:スコア530
- 3か月後:二回目受験:スコア630
- さらに半年後:スコア:740
- さらに半年後:スコア:840
- さらに半年後:スコア:895(現在の最終スコア)
簿記学習の転機
TOEICで目標とするスコアを取得後しばらくは勉強をせずに過ごしていました。数年後、転機が訪れます。
所属しているプロジェクトのシステムリプレイスに伴い、新システムの営業、債権債務システム全般の保守を担当することになりました。前担当者の退職により急遽の決定でした。
新システムを使用した営業伝票や経費伝票の入力方法など、ユーザから問い合わせを受けて回答する仕事がメインに。
売上や仕入、簿記の知識はおろか貸借についても理解していなかった僕はまた壁にぶち当たります。
まずユーザの言葉が理解できない。入社後と同じ感覚でした。業務知識が欠如していて全く問い合わせに自力で答えることが出来ず大きな屈辱を味わいました。
これが二回目の挫折です笑 この悔しさをバネに簿記の知識を取得しようと決意します。
※各資格の情報や攻略法は各リンクをご覧ください。
- 入社7年目 勉強開始から数か月後:日商簿記3級合格
- 3級合格の半年後:日商簿記2級合格
資格の掛け合わせ ITと英語と会計を勉強した結果
ITと英語と会計を勉強した結果どうなったか?まず第一に仕事の幅が広がりました。簿記2級を取得してからはユーザの言っていることもほぼ理解できるように。
常に仕訳をイメージすることが出来るようになったので、問い合わせにも的確に答えられました。
経理チームや財務チームの人からもシステムに関する相談がきはじめ、プロジェクト内の債権債務分野のキーマン的な立ち位置になりました。
いつのまにか、ユーザの言っていることすら理解できなかった僕がユーザにアドバイス、指導する立場になったのです。
さらには海外の取引先相手に見積書や請求書を作成し出力するシステムの開発案件にも携わることが出来ました。英語を理解できるメンバーがプロジェクト内には僕だけだったので抜擢されました。
請求書の項目名や内容は英語で印字されるので、項目のマッピングなどで別の開発者をサポートしました。
前者ではITと会計の知識が活き、後者ではITと英語の知識が活かせました。IT X 会計 IT X 英語 のようにスキルはかけ算するとより強力な武器になることを実感しました。
副業への挑戦
上記のIT、会計、英語の資格を取得したこともあり、その知識を活かして本業以外で稼ぐことが出来ないか模索。
英語を使用した副業を第一に考え受験では英検利用した入試が多く存在していることからも需要を見込み英検準1級を取得。
結果、英検やTOIECの家庭教師と英語添削の仕事を副業としてスタートします。本業以外にも継続した収入を得ることが出来るようになりました。
もっと分野を広げよう
副業をはじめたので確定申告や税の理解が必要だっと実感。さらにNISAの積立投資をはじめたタイミングだったので、それらの知識を取得したいと思いFPの勉強を始めます。FP3級を取得しその4か月後にFP2級を取得しました。
※各資格の情報や攻略法は各リンクをご覧ください。
青色申告を選択し個人事業主として申告を行ううえでも学んだ知識が役立ちました。青色申告を選択し個人事業主として申告を行ううえでも学んだ知識が役立ちました。
そうすることによって、さらなる相乗効果が狙えると確信しています。
おわりに
資格取得なんて意味が無い、実際に役に立たないという声は少なからずあります。しかし目的をもって取得すれば自分のキャリアアップや仕事の幅を広げるうえで大きな力になるハズです。
単純に資格手当がある会社であれば給料、年収アップにもつながりますし人生の選択肢が広がります。なにより異なる分野の知識の掛けあわせが出来れば大きい力になることを実際に身をもって経験しました。
当コンテンツの情報が皆様のキャリアアップに少しでも役に立てれば幸いです。
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